spec更新 2026-09-14

本記事には広告 (アフィリエイトリンク) を含みます。

ドライバービットを差込寸法で絞る Aタイプ・Bタイプ・片頭・両頭の指定で4品番から選ぶ

ベッセルの産業用ビットの「Aタイプ」と「Bタイプ」は、どちらも六角の対辺が 6.35mm で、軸の太さでは見分けられません。この記事はベッセルの産業用ビットカタログの寸法図から、差込端から溝の中心までの寸法と片頭・両頭の別を 4 品番ぶん 1 つの表に集め、本体の指定が「Aタイプで両頭」「Bタイプで片頭」のどれに当たるかで、どの品番が残るかを言い切ります。

選び方

品番を分けるのは溝までの寸法と片頭・両頭の 2 つ

比較表の 4 品番を分けている項目は 2 つです。1 つは工具へ差し込む側の端から固定用の溝の中心までの寸法で、Aタイプの 2 品番は 13mm、Bタイプの 2 品番は 9mm と 9.5mm です。もう 1 つは片頭か両頭かで、Aタイプにも Bタイプにも両方の品番があります。

だから「両頭だからAタイプ」「片頭だからBタイプ」とは決められません。Aタイプの行は両頭の A14 と片頭 (段付) の A16 です。Bタイプの行は両頭の B43 と片頭の B35 です。本体の指定をこの 2 つの項目に分けて読むと、残る品番は 1 つに決まります。

溝の位置は差し込む側の端から測る

六角軸の「対辺」は向かい合う平らな面どうしの幅で、この表では 4 品番とも 6.35mm です。溝の位置はそれとは別の寸法で、工具へ差し込む側の端から溝の中心までを軸に沿って測ります。全長や溝の幅とは区別します。

片頭ビットは刃先の反対側が差込端です。両頭ビットは両端が刃先なので、差し込む側の端から溝の中心までを読みます。手元のビットと見比べる時は、寸法線の起点が差込端になっているかを確かめます。

表に無い本体はどの資料を見るか

この表はベッセルの 4 品番だけを載せています。本体の説明書に差込寸法もタイプ名も無い時は、出典のベッセル 産業用ビットカタログの適用機種表で、手元の本体品番が載っている行を探します。適用機種表はビットの品番ごとにエアードライバーと電動ドライバーの適用機種を並べた表で、カタログは使用する機種の品番を確かめた上でビットを決めるよう案内しています。

比較

ベッセルの産業用ビットカタログの寸法図から、4 品番の片頭・両頭の別、六角対辺、差込端から溝の中心までの寸法を 1 つの表にしました。

タイプと品番片頭・両頭と六角対辺差込端から溝の中心まで
Aタイプ / A14両頭 / 6.35mm13mm
Aタイプ / A16片頭 (段付) / 6.35mm13mm
Bタイプ / B43両頭 / 6.35mm9mm
Bタイプ / B35片頭 / 6.35mm9.5mm

Aタイプは両頭の A14 も片頭の A16 も 13mm です。Bタイプは両頭の B43 が 9mm、片頭の B35 が 9.5mm で、同じBタイプでも溝の位置が 0.5mm 違います。この表はここに載せた 4 品番の比較で、すべてのメーカーや軸の形状を網羅する規格表ではありません。

商品例

次の表は比較表の 4 品番のうち A14 と B35 の商品例で、メーカーの製品仕様ページと照合したものです。品番の括弧内は刃先の大きさと全長で、末尾の H は表の「熱処理区分」の欄の記号です。熱処理区分と刃先の大きさ・全長は差込寸法とは別の項目なので、差込寸法で品番を決めてから商品ページで確かめます。

メーカー品番刃先と全長熱処理区分商品ページ
A14(+2×65H)プラス2番 / 65mmHベッセル A142065H
B35(+2×75H)プラス2番 / 75mmHベッセル B352075H

向く人・向かない人

Aタイプの指定で両頭を使う → A14

比較表の 4 品番のうち、差込端から溝の中心までが 13mm で両頭なのは A14 だけです。同じ 13mm の A16 は片頭、同じ両頭の B43 は溝が 9mm なので外れます。商品例の表の A14(+2×65H) は刃先がプラス 2 番、全長 65mm の 1 サイズです。

Aタイプの指定で片頭を使う → A16

4 品番のうち、13mm で片頭なのは A16 だけです。同じ片頭の B35 は溝が 9.5mm なので外れます。A16 はカタログの分類では段付ビット (先端側の軸が細い形) で、段付でない片頭の Aタイプはこの表にありません。段付でない品番は、出典のベッセル 産業用ビットカタログの Aタイプの適用機種表で片頭の行から探します。

Bタイプの指定で両頭を使う → B43

4 品番のうち、溝の位置が 9mm で両頭なのは B43 だけです。同じBタイプの B35 は片頭で溝が 9.5mm、同じ両頭の A14 は溝が 13mm なので外れます。B43 は出典のベッセル 産業用ビットカタログの Bタイプの寸法図で品番を探します。

Bタイプの指定で片頭を使う → B35

4 品番のうち、溝の位置が 9.5mm で片頭なのは B35 だけです。同じBタイプの B43 は両頭で溝が 9mm なので、片頭の指定に両頭の B43 を当てません。商品例の表の B35(+2×75H) は刃先がプラス 2 番、全長 75mm の 1 サイズです。

溝の寸法だけ分かる → 9mmと9.5mmは別品番

本体の指定が寸法だけで、片頭・両頭の指定が無い場合です。13mm なら 4 品番のうち A14 と A16 の 2 品番が残り、片頭か両頭かで 1 つに決まります。9mm なら B43、9.5mm なら B35 の 1 品番ずつで、Bタイプは片頭と両頭で溝の位置が違うので、9mm の指定に 9.5mm の B35 を当てません。

対辺6.35mm以外の指定 → 該当は表に無い

比較表の 4 品番はすべて六角対辺 6.35mm です。本体の指定が 6.35mm 以外の対辺なら、この表に該当する品番はありません。出典のベッセル 産業用ビットカタログで、対辺の欄が本体の指定と一致する品番を探します。

本体の指定が分からない → 適用機種表で行を探す

本体の説明書に差込寸法もタイプ名も無い場合は、「選び方」の最後に挙げたベッセル 産業用ビットカタログの適用機種表で、手元の本体品番が載っている行を探します。似た品番の行を読み替えず、本体品番が載っていない時はタイプ名だけで品番を決めません。

出典

最終更新: 2026-09-14